2022年7月15日公開、7月21日鑑賞
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予告編映像
あの、上田慎一郎監督による低予算ながら大ヒットした日本の作品のフランス人によるリメイク。
監督はミシェル・アザナビシウスという方で、知らなかったのですが2012年に「アーティスト」という作品でアカデミー賞を受賞してました。
その「アーティスト」も白黒サイレントと現代においてはクセのある作品でしたので、こうした企画にものってこられたのでしょう。
作品としては日本で大ヒットしたワンカット映画をフランスでリメイクするんだよ…という元作品をリメイクする行為そのものを新要素として取り込んでいます。
なんというか一種のメタ要素が入ってます。
全体の流れはほぼ元作と同じ。
監督レミー役のロマン・デュリスは日本版の日暮監督とノリがそっくりでまるで憑依しているかのようでした(゚Д゚)
他のキャストもおそらくお金がかかっているのでしょう…コメディですが演技はしっかりしていたような気がします。
面白いのはプロデューサー役の竹原芳子さんが「日本から来たプロデューサー」として登場。
その一度見たら忘れない表情を見せています。
前半ではフランス人が演じているのに役名が日本名だったりして「何故?!」と思いますがちゃんと理由があります。
あと生放送に音楽をつける人物が強調されていて、本作独自の味を出しています。
おそらく日本版を見たことのないフランス人が見たら大うけ!という作品ではないかと思います。
日本版を見たことのない日本人にもウケるかも。
…ということで、日本版を見た人には「焼き直し感」はあると思いますが、フレンチテイストでこうアレンジしてきたか!と、そこそこ楽しめると思います。
わりとオススメ。
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やはりオリジナルの日本版は押さえておきたい
サントラ売ってました
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