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2020年4月5日初版発行

様々な分野で活躍するプロインタビュアー、吉田豪氏による日本アニメ黎明期から関わってきた「巨匠」の皆さんにインタビューした内容です。
(最終章を除き2015~2017年のインタビュー)

登場するのは…東映動画と虫プロが日本のアニメの起点であり、そこから関わっていた9名の方々。

・富野由悠季
・渡辺宙明
・松本零士
・ささきいさお
・辻真先
・安彦良和
・杉井ギザブロー
・丸山正雄
・押井守
監督、演出家、アニメーター、脚本家、作曲家、歌手、プロデューサーと色々な立場の人達がいらっしゃいます。

元々は雑誌の記事だったのかな?
ある程度で尺に収めるため話をまとめちゃっている感じがしますが、それが深入りし過ぎないほど良い距離感を出しています。

富野さんに関してはガンダム以前の話の方がボリュームがあって、さすが吉田豪!持って行き方がウマイ!と思いました。

全体を通して読んでみると…ところどころで西崎義展、手塚治の名前が出てきます。
お二人とも日本アニメ界に良くも悪くも多大な影響を残していったことがよく分かります。

その二人に次いで名前が出てくるのが宮崎駿でしょうか。
”安彦良和なんて知らん”というあたり…ンなわけないだろ( ゚д゚ )と思わせますし、押井守と言いあったくだりとか面白いですね。

「昔は…〇×△で(現在では言えない)」という話が多数あり、作品もノビノビしていたように思います。
現代では素行不良な人は世間から非難されるようになり、同時に作品もどこか硬い印象になったような気がしますが、皆さまいかがでしょう。

最後に、表紙にある吉田豪さんの似顔絵が…なにか引っかかるなぁ…と思ったら、描いたのは超寡作漫画家の鶴田謙二氏でした(・´з`・)
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