2018年10月5日初版(タツミムック)
昨年だったか…新宿紀伊国屋書店で見かけて…迷ったけど買わないでいたのですが、先日新潟県内の書店で見つけて買いました。
「鉄腕アトム」に始まる昭和のTVアニメ(一部劇場アニメ等にも触れる)の”アニソン”についての本。
厚さはそれほどないので「大全」というにはどうか?と思う向きもあるかと思いますが、主要なところは押さえてあります。
目次はこんな感じ↓
子供が見るTVまんがの主題歌から始まったアニソンですが、ヤマト・ガンダムから対象年齢層が上がり…80年代になってポップスとの境界がなくなっていったわけです。
でもって、83年のキャッツ・アイ(杏里)や85年のタッチ(岩崎良美)あたりでとうとう普通にヒット曲になった時代がありました。
それ以外にも数々の作品で音楽的に何でもありと言ってもよいくらい多くの試みがあり、その概要もたどれるのがこの本です。
以下、個人的ツボ
多彩な曲多数(OP、ED合わせて15曲!)の「うる星やつら」…「星空サイクリング」なんて初めて聴いたときはビックラこいたもんです。
あと以前記事にした「パジャマ・じゃまだ!」も可愛らしくて好きですね…(´∀`)
実は主題歌もすんばらしいものが多い出崎統監督作品から…「宝島」
羽田健太郎氏による、冒険活劇らしいOPと沁みるようなED「小さな船乗り」はカラオケで歌いたくなっちゃうよね。
ひそかに傑作主題歌と思っている「ときめきトゥナイト」
本書の中でも「夢、夢してる」と紹介されているOP曲、見えそで見えない作画(全裸マント)で現在では放送できないんじゃないかと思われるED「Super Love Lotion」どちらもすごく良い。
アダルトな雰囲気で歌っている加茂晴美さんは当時16歳との記述あり!
サンライズのロボットアニメでは、富野作品もいいけど音楽的に攻めに攻めたのは「銀河漂流バイファム」~「機甲界ガリアン」
エレキ(?)バイオリンの音が印象的で英語だらけの歌詞(バイファムOPは全部英語)となんだか皆を置いてけぼりにするような勢いがありました。
主要曲については作詞作曲編曲と歌手の名前が記載されていて、それが何気に貴重だったりします。
ちょっと残念なのは「モスピーダ」「レイズナー」が取り上げられていなかったこと。
昭和40年代生まれの皆様に特にオススメ!
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