炎の天狐（ほのおのてんこ）トチオンガーセブンです。
先日、劇場版を見たので今度はTV版です。
UX新潟テレビ21にて2017年に放映されました。
実はTV版は全く見たことがなくて…ここは押さえておくべきだと思ったわけですね。
DVDの盤面は懐かしの昭和特撮主題歌レコードみたいなデザイン
UXのサイト中、トチオンガーセブンのページ
プロデューサーからのメッセージは必読！
昭和の特撮と言っても、円谷でもなく東映でもなく…ピープロへのオマージュ！
だから、ライオン丸的な動物顔のヒーローなのです。
ストーリーの背景設定もヤマタノオロチ伝説を下敷きに、平安時代にヤマタノオロチを封印したのが栃尾之牙（トチオンガー）で、現代にそれをよみがえらせようとする蛇王一族と戦うため主人公がトチオンガーとなって戦うというものです。
映像は昭和の特撮テイスト濃厚です。
イマドキの技術を使えばもっとそういう映像も撮れたでしょうが、そこは敢えてそうしているようです。
さらに最後の方でヤマタノオロチが長岡で大暴れ！という映像ですが、街のミニチュアにストップモーションアニメ！
カクカクした動きがまた昭和風味！
昭和風味と言えば、携帯電話ではなくこんな大げさな無線機も登場！
映像だけではなく、主演の星さんは昭和の特撮から大切なことを教わったから、現代の子供たちにも伝えたいと語っています。
ヒーローとはいえ、100％勇ましいのではなく迷いもあり優しい人物として表現されています。
特に3・4話はペットの殺処分という社会問題をテーマにしていて、敵方が必ずしも悪ではないという展開で…最後、涙を流すトチオンガーに、見ているものももらい泣き必至という内容です。
平安時代の初代（？）栃尾之牙はキカイダー等を演じた伴 大介！
霊的な存在で星狐太郎の前に現れます。
ヒロイン姉妹の叔父で刑事役はシャリバン、スピルバンで主演を務めた渡 洋史！
全体の尺は15分枠×6話で総時間90分です。
このくらいの時間枠だと…正直、劇場版より展開が引き締まっていてよかったですね。
笑う要素はほとんど無く、とても誠実に作られた作品です。
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