NegiccoのKaedeさんがソロCD-Rをリリースする同じ日に、同じ新潟のアイドルRYUTistも新曲のCDを出しました。
アルバム「柳都芸妓」の後、昨年から年間二枚程度のペースでシングルCDを出して今回は3枚目です。
コーラスワークなど、もう完全に自分たちの得意技を分かっている感のあるRYUTistですが、本作もその路線を突き進んでいます。
聴く前からCDそのもののアートワークも目をひきますね。
歌詞カードはケース2/3ほどのサイズでCDの盤面がのぞいていますが、それらに透明なシートが重なってピンクの歌詞と花びらが表現されています。
透明シートなどNegiccoのMY COLORからインスパイアされたと思いますが、非常にクリエイティブなアートワークですね。
今時、サブスクや配信にのってデータでやり取りされることが多い音楽をCDという物体として仕立てる意味を問うような作品です。
さて、中身はというと…3曲収録でそれぞれ特徴的でRYUTistのふり幅の大きさを感じる構成です。
表題曲である「センシティブサイン」は春の季節に多いだろう新たな世界へ歩き出す場面でしょうか。
期待と不安も入り混じっている歌詞世界が、シンリズムさんによって爽やかな仕上がりになっています。
同日発売のKaedeさんの「クラウドナイン」にも通じる部分があるような気がします。
さて、驚いたのは2曲目「素敵にあこがれて」
ティーンエイジャー~二十歳前後というメンバーならではというか…「大人の女性になるには」というフレーズをキーに等身大の彼女達(?)を思わせる歌詞内容ですが、曲がものすごく技巧的だと感じました。
婦人倶楽部の佐藤望さんによる難しい曲をよく4人は歌いこなしているな~と感心しました。スゴイ!
3曲目「バ・バ・バカンス!」はラテン系の(?)ワチャワチャしたノリの楽しい曲です。
個人的にはNegiccoの「ネギさま!Bravo☆」を連想しましたが、こんなノリもイケるよ!と幅の広さを示しています。
一年前の「無重力ファンタジア」にも驚きましたが、どんどんやれることが増えていく感覚が嬉しいですね。
やはり、アイドルは新潟産に限る!
Mikikiの「RYUTistを吉田豪が徹底解剖! “センシティブサイン”リリース記念、メンバー個別インタヴュー:横山実郁編」
途中加入した実郁さんのために、卒業するメンバーが振り付けの動画を150曲分残したという逸話がスゴイ!
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【CDシングル】 センシティブサイン
【CDシングル】 黄昏のダイアリー
【CDシングル】 青空シグナル
【CD】 柳都芸妓(芸能の伝統がある新潟を表現する3rdアルバム)
RYUTO RECORDS時代のアルバム作品
【CD】 日本海夕日ライン<通常盤>(夏の日本海を表現した2ndアルバム、驚愕の完成度で話題に)
【CD】 RYUTist HOME LIVE(毎週古町で開催されるホームライブをコンセプトとした1stアルバム、ライブ最後に必ず歌われるラリリレル等収録)
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