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「MY COLOR」というアルバムタイトルはNegiccoメンバー三人それぞれの「色」からきているとはリリース前後から何度も語られていたわけですが…

Negicco Fourth Album「MY COLOR」ALL SONG MOVIE


2ndアルバム「Rice & Snow」はユーミンの「SURF & SNOW」から
3rdアルバム「Tea for Three」は「Tea for Two」(調べるとこのタイトル曲初出は1925年!)から

…ということでした…では「MY COLOR」は何なのか?と思っていたわけです。

ここからは私の勝手な(妄想入り)解釈です。

前からNegicco はストレートに自身のことを歌った曲がありました。
例えば「ネガティヴ・ガールズ」は100%の自信は持てないけど将来成功できるはず!ということがベースとなった楽曲です。

そこまではアイドル的というかポップな曲調でしたが、アルバム「ティー・フォー・スリー」に収録の「私へ」では違ったフェイズに突入しました。

「私へ」はNao☆リーダーの敬愛する坂本真綾さんの作詞によるしっとりした曲ですが、ネギのメンバー3人をイメージしながら今は不安を抱えて頑張っているけど未来には希望を持っている気持ちが一人称で歌われています。
そして、普遍的な社会人女性への応援歌になっていたので同世代女性の共感をよんだわけです。


2017年リリースになった2枚目のベスト盤に収録された「愛は光」も明らかにネギをイメージしていますが、アイドルを取り巻く人々を含めた幸せな環境を歌いあげています。
まだ、普遍性が残っていてNegiccoそのものを特定して表現した楽曲にはなっていなかったわけです。



そして2018年夏にリリースになった「MY COLOR」にはとうとうNegiccoとしか考えられない楽曲が収録されたのです。
言うまでもなく「雫の輪」と「15」です。
(もっと言えば初回限定盤DISC2収録の「はじまりの場所」もそうですね)

「雫の輪」を聴いた何回目か…(とうとうNegiccoもシナトラの域に達したのか!)と気付きました。
…フランク・シナトラは「My Way」を歌いましたが、ネギは「MY COLOR」を歌ったということなのです。

一人の人間の歩んできた道を「My Way」とするならば、15年間3人で各々のカラーを活かし合わせて表現してきたNegiccoは「MY COLOR」(曲は雫の輪とかですが)…どちらも過去の自分を肯定する内容。

ネギの「雫の輪」がスゴイのは…

いつか 歌の届かない世界が来ても
きっと 歌い続けましょう

…まるで未来永劫歌が続いていくかのようなイメージさえ提示しています。
(もうシナトラ超えてますねw)

製作者側はどう考えていたか分かりませんが、そう思わされました。


そろそろ春~夏頃に新曲を期待したいところですが、自らをテーマにするというところまできたNegiccoが次にどういう方向で展開するのかとても興味があります。

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2018年11月27日リリースのアナログ盤
【LPレコード】 MY COLOR<完全生産限定盤>



4thアルバム【CD】 MY COLOR<初回限定盤>※下画像は特典会でのサイン入り



4thアルバム【CD】 MY COLOR<通常盤>

 
「愛は光」収録
【CD】 Negicco 2011~2017 -BEST- 2 [CD+Blu-ray Disc]<初回限定盤>


「私へ」収録
【CD】 ティー・フォー・スリー


「ネガティヴ・ガールズ」収録
【CD】 Melody Palette





Negiccoはタワーレコードのアイドル専門レーベル所属です