新潟県長岡出身の(在住の)高校生シンガーソングライター、琴音さんの初流通CDが発売されました。
表題曲「願い」のMVです。
最初は新潟県のスキー場PRイベント「SNOW JAM」でした。
2017年11月の下旬に開催されたイベント中、ステージでのプログラムで「琴音」という名前が記載されていました。
確かイベント直前に追記されていたように思います。
当時私のミッションは勤務先スキー場の集客増でしたから事前にはあまり気にしていませんでしたが…当日のステージパフォーマンスを見たときに感想は一変!
「なんか…すっげぇゾ!」
ギター1本の弾き語りスタイルでしたが、歌い始めるやいなやイベント会場の空気は彼女に支配されたのでした。
(ギターだけで歌う若き高校生シンガーって…YUIが現れたときはこんな感じだったのかな?と思いました)
それから数ヶ月後TV番組「音楽チャンプ」で見事勝ち抜き、一躍全国規模の注目が集まったわけです。
さて、今回発売のCDですが5曲入りですべて琴音本人の作詞作曲(アレンジは4曲目だけ本人で他はアレンジャーの方が入っています)
1曲目の「願い」から驚くのは、詞の内容が子供(赤ん坊)を想う親の視点で書かれていること。
ティーンエイジャーのソングライティングではどうしても自分と同年代の感覚になりがちです。
それがまた同年代の共感を呼ぶという側面はありますが、どこかでもっと広い年代の人々の共感も得ていかないと続かないものです。
それができている琴音というソングライターは完成度高ぇ~というわけです。
琴野さんの場合は両親が音楽に造詣が深く日常的に話しできる環境があるようなのでそれが良いのかもしれません。
(CINRANET「琴音」インタビューが参考になります)
かと思えば2曲目「音色」は同年代へのエールみたいな内容で、曲調も若々しく軽快で…ちょっとYUIを彷彿とさせるかな。
アルバム中最もポップな一曲。
3曲目「記憶」ではかなり抽象度が上がります。
年代云々を超えて普遍的で自省的な内容で、最後に未来に踏み出します。
4曲目「last word」
ギター弾き語り的なアレンジで収録。
抽象度のある歌詞なので、はっきりした場面には限定できませんが「卒業」など人生の区切りで親しい友人に抱く心象を歌っているのかな?
5曲目「大切なあなたへ」
身近な人への感謝を表現する曲。育ちの良さがうかがえますね。
あとTV番組「音楽チャンプ」での歌唱映像はYoutubeにアップされていて、あらためて見てみましたが…(私個人的には)自作曲の方が明らかによいです。
今回のCDには収録されていませんが、こんな曲もいいですよ。
「成長期」
自分の声だけで場を待たせるパワーを感じますね。
声や歌い方は絢香、MISIAっぽいところもありながら…独自の味もすでに備わっているようですね。
とにかく琴音さんには、自分でよりよい道筋を探りとれる聡明さがあるような気がします。
これからも自分の信じる音楽をやって、独自の地位を築いていけそうな期待があります。
skream!「琴音」インタビュー(ビクターロック祭り時に収録)
シンガーソングライター琴音のWEBサイト
琴音公式Twitter
※タワレコオンラインへのリンクです
琴音/願い
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