きっかけはアーバンギャルド関係の情報をWeb上で手繰っている中で遭遇した動画でした。

松永天馬さんが出演しているMV…

榊原郁恵1980年のカバーだというじゃありませんか!

松永天馬+キューブリック映画のロリータ風眼鏡で軽く変態臭が漂いますが、音自体は1980年では最先端だった(のかな?)テクノ歌謡をそのまま現代風に仕上げている感じ。

ちなみに原曲の動画ありましたので…松本隆+筒美京平コンビの作品だったんですね。


でもって、よく見たらこの曲はこの4月にリリースされたカバーアルバムの収録曲とのことで…そのアルバムの内容を見てクリビツテンギョー!

「エンドレス・パ―ティー」
1. エンドレス・バレンタイン
2. ROBOT
3. さいざんすマンボ feat.松永天馬
4. LOLITA GO HOME
5. ニュアンスしましょ
6. TOKIO
7. ナイアガラ音頭
8. I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAY 毎日がクリスマスだったら
9. ダンシングヒーロー EAT YOU UP
10. 空洞です
11. 人魚

荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」とか(まぁあるよな)って思いましたが…沢田研二の「TOKIO」とか、トニー谷の「さいざんすマンボって」…どこまで深掘り(?)してんだ?!
いやー、シビレます(´Д`)

と言いつつ、最後の「人魚」は野佐怜奈さんの声がしっとりと響くいい仕上がりです。

「エンドレス・パーティー」ジャケ写 ↓
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さて、オリジナル曲はないかなと探したら、レーベル移る以前に「野佐怜奈とブルーヴァレンタインズ」名義でアルバム二枚出していたんですね。

最初のアルバム「Lady or Girl?」の一曲目のMVです

イントロ、間奏のしつこめのギターがまた昭和風味。

この1stアルバムはなかなか面白いと思いました。

とにかくこの人が歌うと自然と昭和風味があふれてしまう感じでした。

2曲目「恋のスクランブル交差点」は交差点ですれ違う男女の恋のさや当てが描かれていますが…それだけと言えばそれだけw

4曲目の「うらぎりの街角」なんてスカに思いっきり昭和歌謡をぶっこんで不思議な感じですし。

8曲目の「ロックンロールドライブ」はちょっと森高千里が歌ってそうだと思いました。

「Lady or Girl?」ジャケ写 ↓
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2ndアルバムは「Once in a blue moon」

試聴MVありました。


スクービー・ドゥーやサニーデイサービスからゲストミュージシャンを迎えて、昭和歌謡風味よりシティポップに寄せた感じでしょうか。

そういう意味では「おもしろさ」が薄れて普通のオシャレなアルバムになっちゃったかな?

それでも4曲目「東京深夜時間」5曲目「あなたの唇」あたりはかなり歌謡曲風味強いですw

あと7曲目「今夜はナイトフィーバー」は普通にアガる曲なので好きです(´∀`)


昭和歌謡風味とやたらと言ってきましたが、野佐怜奈さんはすっきりした声が心地よく、歌うのも非常に上手な人だと思います。

最新アルバムがカバーということで、今後どういう方向でやっていくのか興味深いですね。


Negiccoから色々な音楽を追いかけてとんでもないものを見つけてしまった!…どうしよう(棒読み)
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