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こんな本を読みました。
「エクスペリメンス・マーケティング」(略してエクスマ)を提唱している藤村氏の著作です。

以前から「エクスマ」には注目しておりまして…なんというか私のように半ば中毒的にネットに浸っていると、体感的にこれはその通りだな…と思えて仕方がなかったわけです。

今やインターネットはPCのブラウザだけではなく様々な形で生活に入り込み、人によっては知らないうちにネット経由での情報のやり取りをしているという時代です。


そこで「SNS」です。

FacebookやらTwitterやらLINEやら、最近爆発的に全世代に普及しているInstagramとか…もはやSNSは空気のような存在になりつつあります。

「SNSなんざぁ知らん!」という人は違う空気を吸っているので話は通じません。
デジタル・ディバイドというやつですので、知らんと言う方はこの記事もこれ以上読んでも無駄です。
Yahooニュースのヘッドラインでも見てください。

…で一応SNSはやっているけど、その世界の中での人々の反応を感じるまで行ってない人は「空気」がわかりません。
仕事でとりあえずSNSやってる人はそんな状況に陥りやすいと思います。

例えば、公式WEBサイトに普通にアップするような内容ばかりSNSに投稿しても意味ありません。あふれる情報に埋もれて誰も見なくなるでしょう。
公式発表とは「いかに言いたいことを無難に表現するか」という宿命を負います。
SNSはそれとは異なり、個人の体温を感じるようなオリジナリティがなければつまらないのです。
発信者の空気感と言っても良いでしょう。

私の前職スキー場業界の情報出しで例えれば…翌日の気象情報をそのまま掲載するのは公式サイトとなんら変わらない行為ですが、その気象情報から実際に雪質がどうなるのか、滑走感(滑って楽しいかどうか等)まで踏み込んだ情報を盛り込めばより「生きた情報」になるはずです。
それ以外に、発信者が例えば「ラーメン好き」とか「芸能人〇〇が好き」とか言うのも「生きた情報」につながります。発信者の個性を提示することで生きた人間の情報として感じることができるからです。これも「空気感」ですね。

また、投稿の数も重要です。
ある程度数多くアップしていないと、見ている人たちにとっての「空気」になれません。
どの程度の頻度が最適なのかは、それこそ見ている人によって変わりますから文字通り「空気を読んで」判断するしかありません。そこに一定の正解などないのです。

SNSは見ている人の反応が(ほぼ)リアルタイムで分かるのも特徴ですので、それをウォッチする必要があります。時間切り売り感覚で働いていて、勤務時間内でしかSNSを見ない人には空気は見えません。スマホを24時間離さないような人が有望です。
…というかそこまで入れ込んでやる覚悟があるかどうか…が結果を左右するでしょう。