なんだか凄いアルバムらしいという評判と、スガシカオ本人の本気を感じるプロモーションから思わず買ってしまったCDです。
独特の「毒のある」歌詞全開で、かなり刺激的な一枚ですね。
一度、聞いただけでは明確に理解しきれない部分がある不思議な感覚があったのですが…
下記リンクのインタビュー記事を読んでから聞き直すと腑に落ちたわけです。
音楽ナタリーインタビュー記事
インタビューの中で今はコンピューターで誰でもそこそこかっこいい曲が作れるけど、それではドキドキしない、「枠にはめない」「はみ出す」「事件性」 を求めて作ったというあたりにビビッときましたね。
思えば、最近のアニメもコンピューターで作画しちゃうから、昔の手で色トレスして彩色していたセル画より立体感に欠ける ような現象も発生しています。
(ちなみに現在放送されているルパン三世は昔の不均一なアニメの描線をおもわせる作画で異彩を放っています)
絵画の世界でもデッサンが正確かどうかという点では「不正確」なんだけど、画面ではその狂った形の方が表現上良かったりすることもあるんですね。
↑バロック期のルーベンスによる「毛皮をまとったエレーヌ・フールマン」
デッサンの正確さという意味では左腕が下すぎるが、この方が画面の中ですわりが良い。
さて、だいぶ脱線してしまいましたが、スガシカオの「THE LAST」というアルバム…すごいです(´∀`)
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