↑SKI NOW時代の海和さんの映像です。 

今でいうバックカントリーから、スラロームまで何をやってもうまい人ですね。
しかも…スキーは(多分)全部同じロシの4S!


さて、いまどきスキー、スノーボードで「うまい滑り」と言うと、結構色々な感覚・基準で語られているように思います。

その昔はスキー(それも用途が違っても形はほぼ一緒)しか存在していなかったのに、スノーボードが現れ、さらにフリースタイル、アルペン、フリーライド等々用途別に細分化してくると、「うまい」って何なのか本当にわかりづらいですね。

 
スキーの中でも、タイムが全てのアルペンレーシングと基礎スキーは違う語られ方ですし、バックカントリーの場面ではまた違いますよね。
スノーボードで「スタイルがある」と言われると、一言では説明出来ませんがわかる人にはわかる...という世界です。


どうもしっくりこなくて、うじうじ色々考えていましたが、思い至った結論は「狙った場所に行くことができる能力」です。

これが根幹で「より早く」とか「要求された内容」とか「皆の想像を超える形」とかいう要素がくっついてくるというイメージです。


早く滑るには、「最速のラインを最速の動作で」とくるわけですが、ライン取りもありますがポール間際まで正確な操作が要求され、これはミクロな局面で「狙ったところに行」けなければ実現しません。
 
フリースタイルでもハーフパイプや各アイテムの狙ったところに行けなければ技は決まりませんよね。

バックカントリーの場面では、より安全なルートを確実にたどれるかで無事滑りきれるか左右されます。
これはマクロな局面で「狙ったところに行く」感覚です。

と、まあそんなことを考えていたのでした。