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職場スキー場では、深雪用のいわゆる「ファットスキー」のレンタルをやっています。

上の画像はスキーロジックというブランドの板に金具をつけようと運ぶため車に積もうという場面です。

 
私がこのスキー場にやってきたときは主に初級者用のスキー・スノーボードとわずかにファットスキー、それに普通のカービングの中上級者モデルのスキーがレンタルコーナーにありました。

見ると、普通のカービングスキーはほとんど使われた形跡がなくピカピカでした。


ちょうど、スキーでは幅がどんどん広くなり、「ロッカー」という概念が出てきていた時期で、一部のスキーヤーは「ファットスキー、ロッカーってどんなものなのか?」という関心が高まっていました。

自然に「これだ!」と思いました。

(ちなみにスノーボードは元々板の幅が広いので、パウダー専用でなくても普通のスキーよりはるかに深雪向きなのです)



そこで、私は一気にファットスキーのレンタル本数を20本程度まで増やしてみました。

ファットスキーなんて、そうそうどこでも売っているものではありません。

雑誌などで存在を見てはいたけど、実物に触れることができて、レンタルすれば実際に試してみることができるなら、 こりゃ楽しそうだね!という感覚です。


さらに、スタンプカードを作って、カード満杯になったら好きな板をプレゼントしてしまうということもやってみました。

最新傾向の道具は何年かのうちに、より新しいものになっていきます。

レンタルコーナーもどんどん新陳代謝していかないと古い板がどんどんたまってしまうわけで、それを防ぐ意図もありました。

お客様からしたら、レンタルされてそれなりに痛んでいますが、かなり安い価格でファットスキーが手に入るわけです。
熱心なリピーターになっていただく効果もありました。 


ものすごく儲かるものではありませんが、お客様の期待値が高まるので、今度のシーズンも継続してやっています。

最近は女性でもファットスキーに興味を持つ方が増えているので、レディースモデルも増やしています。



下の動画は昨シーズン、4FRNT(フォーフロント)のGAUCHO(ガウチョ)というスキーを自分で試してみた時のものです。

オールラウンドに使えそうないい板でしたよ(´∀`)



正直、各社とお話ししてスキーを手配するのは大変です。

でも、お客様に楽しんでもらえる。

こういう仕事はいいですよね。