何年かぶりで竹橋の東京国立近代美術館に行きました。
NO MUSEUM,NO LIFE?と題して国立美術館の収蔵品で「美術館とはなんぞや?」という感じで組み立てられた特集展示を行っています。
アルファベット順にテーマを設定してAからZまでときには無理やり感を漂わせながら展示が展開しています。
岸田劉生の麗子像みたいに有名作品もありますが(ちなみにこれは額縁がテーマ)
やたらリアルな中東の兵士の人形の作品があって、ドキッとしたり
マルセル・デュシャンのレディメイドものが4点も並んでいたり
フォンタナの切込み絵画があったり
Yのテーマは「You=あなた」ということで、ベニヤ板に張り付けた鏡があったり(´∀`)
最後のZは「ゼロ」、美術展のゼロの状態ということで、梱包資材が積んでありました!
この特別展は、美術館の人たちが作ったものも展示されていて、作家の作品をいかに見せるかという従来の展示の組み立て方から明らかに逸脱しています。
非常に面白い試みだと思いました。
さらに、通常常設展と言われるコレクション展のパートは戦争・戦いをテーマに近年話題に上がっている戦争画もあり、こちらも面白い構成でした。
これだけ見られて、なんと1000円!コスパも最高です(´∀`)
コメント