2019年9月24日リリースのマキシシングル。
通算23作目で実に1年7か月ぶりだそうです。

本作はMVではなく、世界観を表現したティーザー映像が公開されています。

標題曲「I LOVE YOUR LOVE」は実に3回目のNegiccoプロデュースとなる西寺郷太さん。

西寺プロデュースの第1弾は「愛のタワー・オヴ・ラヴ」

レーベルの母体であるタワーレコードのイメージをだぶらせ、ジャケ写には新潟市のシンボルだったレインボータワーを見せつつ…一歩一歩登っていくかのように歩むNegiccoの姿をうたっています。
(日本語的な意味で)「クール」な音は打ち込みで作られたそうです。



第2弾は「ときめきのヘッドライナー」

Negiccoの自信のない心境から始まり、いつか大きなイベントでヘッドライナーを飾りたい!という二重構造になっているけど、緩やかな上昇志向を持った曲です。
後半はライブでタオル回しての大盛り上がり展開ですね。

なにげに「エヌ・イー・ジー・アイ・シー・シー・オー!」を大々的に使ったのはこの辺からでしょうか(作詞はジェーン・スーさんなので彼女の発案?)


気が付けばアイドルイベントにおいてはもう実際にヘッドナイナーを飾るまでに歩みを進めた3人。

そして、今回の「I LOVE YOUR LOVE」は前人未到の領域を進み続け、いつしか並ぶもののない存在になったことが「君の代わりはどこにもいない」という言葉で表現されています。
この言葉にはメンバー3人お互いの絆という意味も込められているのでしょう。


音としては皆さん言われる通り、「もろNONA  REEVES!」
80年代のポップスター、マイケルジャクソン研究でも有名な西寺郷太サウンドは自然と80年代~90年代が青春だった私たちの世代の琴線に触れてしまうわけです。

なんつーか、イントロのギターが聞こえてきた時点で「キタ――(゚∀゚)――!!」となったのでした。
恐らく西寺郷太氏はこの曲の制作にあたっても詳細な手書きノートを作っているはずで…な~んて妄想しながら聴くのもまた面白いと思います。



収録2曲目は「I Am A Punk!」
クラムボンのミトさんによる曲です。
目まぐるしい転調や複雑な演奏のオケ、幅広い音程を行き来するボーカルなど非常に技巧的ですが、歌詞は素直になれない女の子の心情をうたっています。

この歌詞内容にたどりつたいきさつはNEGi FESの舞台で語られましたが、そんな話が作者から聞けた曲というのも珍しいのではないでしょうか。


3曲目は「夢、Dreamer」
初期からNegiccoを見続けてきたconnieさんの曲で、「トキメキ★マイドリーム」のアンサーソング的な位置づけです。

初期からの流れを踏まえながら、現在のことを歌うという点で「I LOVE YOUR LOVE」と相似形にある曲でしょう。

3曲とも全く異なった表情を見せてくれる曲で今のNegiccoが表現できる幅の広さもわかります。
Nao☆リーダーが「今のNegiccoの名刺代わりになる」というのも納得ですね。

ライブでも映えるし…いい作品ができました。

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