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ほとんど思いつきで見に行ったんです。

売れっ子監督JJ.エイブラムス制作の戦争ホラーアクションサスペンス…(なんだ?)

↓ 特報映像です


↓ ホラー的本編映像


オーヴァーロードとは確かノルマンディー上陸の作戦名称だったとおもいますが…映像見ると、なんだかちょっとB級っぽい匂いがしませんか?

オーヴァーロード作品公式サイト


見てるとなんとなく「次、こうなるな」と分かる映画だと思いますので、以下あらすじなど。

1944年6月ノルマンディー上陸の前夜、ナチスドイツの妨害電波塔を破壊するため第101空挺師団の一隊がフランスのシエルブランという村に降下し、その電波塔になっている教会の中でナチスの秘密研究を知ってしまいます。

その研究とは…身の毛もよだつもので…任務のためには激しい暴力も辞さないフォード伍長率いるアメリカ兵たちが電波塔もろともその邪悪な研究を葬り去ることができるか!?

ってな流れですね。


最初、戦争映画と見せかけて…途中から邪悪な研究で生まれた不死の(まるでゾンビ)敵との闘いになだれ込んでいきます。

主人公は黒人の新兵、エド・ボイス。
この時実際に白人・黒人の混成部隊があったかは疑問...の声もネット上に散見されますが、まぁ堅いこと言わずに楽しむノリの作品でしょう。

この主人公、最初は兵舎のネズミも殺せないヤツだと仲間からボロカス言われますが、話が進んでいくと必要のない殺生はしないが必要な時な勇気をもって行動する人間として描かれています。
この辺なかなかのキャラクター作りですね。


中盤、ボイスは勢いで敵の基地に潜入してしまいますw
そこでナチスの秘密研究の成果である「あるもの」を持ち出し、これまたひょんなことからその邪悪な効果が明らかになるわけです。


そして非常にわかりやすい悪役にナチス武装親衛隊将校のワフナーが登場。
村に住む娘クロエに言い寄るわ、やられたらやりかえすわ…最後はゲームでいうところの「ラスボス」的な活躍?!
この「ラスボス」を倒すのが結局フォード伍長ということになるのですが、そのために自ら悪魔の研究成果を…!!


映画の舞台はほぼ全てシエルブランの村に限られ、メインのアメリカ兵も4~5人のみという凝縮した設定。

そんな少人数で何十人もいるドイツ兵を向こうに回して大丈夫かよ!?…と思いますが、細かいことは忘れて楽しむべし!

それでも、アメリカ側が弾薬なくなったかなと思うと、ちゃんとドイツ側からブン取った銃を使ったり、その辺はちゃんとしています。

私が覚えている範囲でも、ドイツ側の兵器は…MG34機関銃Stg44突撃銃MP40サブマシンガンワルサーP38等。
特にStg44はシビレましたね~大体Kar98kボルトアクションライフルを一発づつ撃つ描写が映画では多いですが、カラシニコフにも影響を与えたという世界初のアサルトライフルでダダダ…ですからね!


さて、アメリカ兵をかくまうフランス人女性クロエがまた強い!
イギリス留学経験から英語を流ちょうに話す設定はややわざとらしくはありますが、エイリアンのリプリーかい!?と言いたくなるほどの行動力!
弟がまたナチに捕らえられて、ひと悶着あるのですが…銃はぶっぱなすは、火炎放射器でゴワ~!っとやるワ!も~最高!
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この方、マティルド・オリヴィエという役者さんで、ほぼ新人だとか

そういえば主人公のボリス役のジョヴァン・アデポも新人らしいですね。
世界の役者は層が厚い!

総じて、B級ストーリーを思いっきりA級グレードに仕上げた感じの作品です。
ただ…一つだけ…観客を驚かす演出+音響が過剰な気はしました。

心臓弱い人、具合悪くなりそうです。

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ゾンビ映画といえば…


ノルマンディー上陸作戦を舞台とした映画といえば…