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マジンガーZが映画になる?!(いまさら?!)

なんつったって…最初のイメージ画像がこれ↓
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なんだか「もったいぶりやがって」と思いましたね。

2018年1月13日封切りで、私は18日に見に行きました。 
結論から言いましょう…「これもアリだね」

全体で90分ほどの尺に収めるため、舞台背景の細かい説明はかなり省かれています。
観客はかつてTVで放映したマジンガーZを知っていることが前提となっているようです。
兜甲児がマジンガーZを操り、ドクターヘル率いる機械獣軍団を撃破したが、最後はボロボロになりグレートマジンガーに助けられたところまでね。

そんな状況を知ってか知らずか(わかってるはずだけどね)…下のような動画が公開されています。


↑上の動画では言及していませんが、マジンガーvsドクターヘル戦争後はマジンガーZを基にした人型ロボットが量産され標準的な兵器として配備されている世界が舞台になります。

ガンダムに対するGM(ジム)のような位置づけの「イチナナシキ」が何体も登場します。
見た目は量産型モビルスーツですな( ゚д゚ )
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現代の空母を二隻横につなげたカタマランのような巨大空母から円筒形のカプセルに入った状態で射出されます。
さらに、原子力なんて危ないエネルギーではないクリーンな光子力で世界が動いています。

ストーリーは(なんでか分からないけれど)ドクターヘルが復活し、富士山中腹で発見されたマジンガー型の巨人ロボット「INFINITY」を奪取。そのオーバーテクノロジーでこの時空ごと消し去り、新たな世界に乗り換えるぞ!と人類全体を脅迫するというもの。
クライマックスのSF的説明が「くどい」と感じる向きもあるようですが、私的には許容範囲。
並列宇宙に移るとか、キャプテンフューチャーのエドモンドハミルトンあたりが使いそうなSFネタです。

最終的には…家族とか人と人の絆は素晴らしい…現実は色々ひどいこともあるけど、この世も捨てたもんじゃないよね…という映画ですけど。


では、よいと思った点。
・武器や技の名称をいちいち大声で叫ぶ→やはり盛り上がる(´∀`)
・パイルダーオンの過程がTVシリーズと同様のシークエンス→やはりマジンガーZは光子力研究所のプール底から現れないとね(´∀`)
・ちゃんとボスボロットも出演→しかもボスのラーメン屋がやたらうまそう(´∀`)
・超高速3Dプリンターを応用した武装→現代ならではの科学設定!(´∀`)

…で、良い悪いではないのですが…女性キャラの中でも弓さやかがまるでエヴァンゲリオンの葛城三佐のように描写されます。さらに剣鉄也の妻となった炎ジュンとの会話は葛城ミサトと赤城リツコのようです。
あと、巨大マジンガー「INFINITY」のインターフェイスとなる美少女型アンドロイド「LISA」ですが…
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髪型、髪色がエヴァの綾波を想起させます。
彼女、アンドロイドという特性を活かして(?)甲児とさやかの恋愛狂言回し的な役割も担っています。

新光子力研究所のCIC(戦闘指揮所)の表示画面はまんまエヴァのノリ!
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なんだかエヴァ、庵野監督の影を感じる演出が多いのですが、映像をよく見ていくと…ある時は金田伊光※エフェクトのようなビーム表現、板野サーカス※のようなミサイルアクションと、実は過去のロボットアニメへのオマージュ満載であることに気づくのでした!(マジンガー以後のロボットアニメの要点を見てる人間ならわかる!やるな!)
※がわからないという方は是非、ググってみてください(´∀`)

ビーナスエース軍団とそれを操るアイドルユニットはややワルノリ過ぎないか?という意見もある一方で永井豪的でいいのではないか?とも。
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↑GUNDAN(軍団)がガンダムに空目しそうだねw

これは人によって意見が分かれると思うのですが、アクションシーンが「ぐりぐり」動き過ぎるような気がしないでもないです。
CGを使うとカメラ視点がいくらでも変えられます。それ故ロボットの周囲をカメラがグルグル回っているような映像がいとも簡単に作れてしまうのです。

最後にオリジナル声優が!とおっしゃる方のためにちゃんとオリジナルのマジンガーで兜甲児を演じていた石丸博也さんは「統合軍司令」なる役で登場します。
sirei
日本のロボットアニメでこうしたポジションの司令官はあまり良い表現をされないものですが、本作ではそこそこ良い扱いだと思います。
(最後は兜甲児+マジンガーZに委ねなけらばならないのですけれどね)

それにしても、東映動画がこの映画を作ったというところが意外に大きいような気がします。
TVでのマジンガーZとの「地続き感」をこれほど盛り込めたのは東映ならではなのでしょう。

劇場版 マジンガーZ INFINITY 公式サイト

「あにき」=水木一郎のマジンガー歌集!